ホーム > 学会紹介(2012年7月1日更新)

学会紹介

1998年12月日本人間工学会関西支部では携帯電話についてのシンポジウムを開催し、この分野の技術と社会の新しい関係に学界・産業界の関心を喚起しました。これを受けて、日本人間工学会ではモバイル人間工学研究部会を開設して、この分野の研究と利用の一層の進展に力を入れてきました。この間、40余りの関連学協会の協賛を得て、毎年の「ケータイ・カーナビ」のシンポジウムを開催し、広い分野から参加をえて年々実績を積み重ねてくることができました。これら8年の成果を継承し発展させることを目指して2007年3月には新生NPOモバイル学会が発足いたしました。

学会の目的

本学会は、移動を伴う情報・通信(以下、「モバイル」という。)を支える技術・製品・サービスの提供側と受け手側の人たちに対して、研究・調査・情報提供・人材育成・交流機会の提供等を通じて、モバイルを活用した人間行動(以下、「モバイル行動」という。)に関する学術・文化の発展を促進する事業を行い、モバイル行動の社会的信頼と安全の向上と適切利用の推進に寄与することを目的とする。

会長挨拶

このところ様々な新しいモバイル機器が市場に出て来ていますが、これから分かるように、モバイル機器は私たちの生活の一部となって来ています。しかし、生活の一部になればなるほど、良い面と悪い面がでてきます。モバイル機器は、たとえ同じ情報を提示するものであっても、使われ方の決まっているオフィス機器とは本質的に異なるものであると捉える必要があります。したがって、単にモバイル機器のインタフェースの使い勝手を議論するだけでなく、人の生活や日常行動を支援できるモバイルとはどのようなものか、さらにはモバイル機器によってどのような人間生活やコミュニケーションそして社会が作られるべきかを議論していかなければなりません。モバイル機器には様々な解決すべき課題がありますが、目先の課題にとらわれることなく、モバイルインタラクション研究の本質を探って行く場を提供することで,会員各位の研究の方向性をナビゲートする学会にしたいと思います。そのためにも、幅広い自由な視点を持つことをモットーとして、社会情勢の把握、新しい技術の理解、多様な研究手法の探求、異分野との交流など、貪欲に研究を進めるためのエネルギーの源泉となるように、シンポジウムや研究会などの討論の場、また情報提供、情報発信、そして体験の場をもうけていきたいと思います。

学会の活動

  1. モバイル行動に関する研究・調査・情報提供事業
  2. モバイル行動に関するシンポジウム・研究会・セミナー等の開催事業
  3. 人材育成・交流事業
  4. 優れた研究の奨励・研究業績の表彰事業

モバイル学会役員

理事・会長

  • 赤松 幹之((独) 産業技術総合研究所)
  • 理事・副会長

    • 宮尾 克(名古屋大学 )
    • 木暮 祐一(武蔵野学院大学)

    理事

    • 安藤 明伸(宮城教育大学)
    • 大森 正子(神戸女子大学)
    • 岡田 明(大阪市立大学)
    • 川野 常夫(摂南大学)
    • 篠原 一光(大阪大学大学院)
    • 渋谷 雄(京都工芸繊維大学)
    • 大門 樹(慶応義塾大学)
    • 田中 成人(オムロンソフトウェア梶j
    • 丁井 雅美(広島国際大学)
    • 萩原 啓(立命館大学)
    • 長谷川 聡(名古屋文理大学)
    • 古川 宏(筑波大学大学院)

    監事

    • 松沼 正平(名古屋産業科学研究所)
    • 伊藤 肇 (株式会社トラスト・テック)

    企画委員

    • 大杉 淳(パイオニア梶j
    • 境 薫(富士通デザイン梶j
    • 長谷川旭(名古屋文理大学)
    • 福島 かなえ(オムロンソフトウェア梶j
    • 大川 努(情報通信ネットワーク産業協会)
    • 矢橋康雄((社)電気通信事業者協会)

    事務局

    • 都築 泉美